農林水産業

輸入製材に代替する国内産木材製材の量産化技術の開発研究

事業計画

浜通り地域の森林資源の利用促進と林業の活性化を図る

海外製材の品不足と価格上昇を機会に、国産材を低コストで安定供給できる量産技術を開発し、垂木や間柱などの建材の原料を輸入材から国産材への代替技術を通じ、地域の森林資源の利用促進と林業の活性化を図ります。

実施期間

2021-2023

実用化開発場所

いわき市

連携自治体

-

開発背景

新型コロナウィルスの世界的な拡大で、木材の価格高騰とサプライチェーン網の脆弱性が明らかとなる中で、福島県土の約71%を占める広大な森林資源を活用する林業などの関連産業を中心に浜通り地域全体の活性化を図ります。

実用化開発の目標

【実用化時期】
令和5年度(2023年度)
【販売製品・サービス名】
天然乾燥倉庫を用いて乾燥させた国内産エアドライ垂木
【成果物(最終年度)】
①天然乾燥技術の確立
②ログミックスパネル製造技術の確立
③浜通り地域広域でのサプライチェーン網の構築
【創出される経済効果】
天然乾燥倉庫による乾燥技術の確立により、浜通り森林資源の活用を促進し、林業事業者の売上向上、中山間部の活性化、企業事業継承問題の解決に寄与

開発のポイント

【要素技術】
・ 太陽からの熱と光エネルギーを活用した乾燥装置の製作と乾燥技術の確立
・不適合品を有効活用するための接合技術の確立
【開発のポイント】
従来は高コストかつ環境負荷が高い石油炉での機械乾燥が主だったが、当開発を通し低コストかつCO2排出量が少ない次世代型の木材乾燥を実現します

浜通り地域への経済波及効果

【雇用数】
今後の予定:2名(うち、地元雇用者2名)
【地元企業との連携】
資材調達:国産材を地元企業2社より調達

これまでに得られた成果

【成果品・試作品】
・ エコで低コストな木材乾燥を実現する乾燥実験棟
・国産材の購入ルートの確立
【開発技術】
有圧換気扇を具備した天然乾燥装置による木材乾燥技術
【自治体との連携実績】
いわき市(国産材購入先についての協議)

浜通り復興に向けたメッセージ

次世代の乾燥技術を活用し、浜通り地域より調達した国産材を製材品として全国に販売することにより、浜通り地域を元気にしていきます。

事業者の連絡先

共力株式会社

福島県いわき市小名浜字芳浜11-68

TEL : 0246-92-3555(担当:管理部 古川)

MAIL : furukawa@kyoriki.com