エネルギー・環境・リサイクル
カーボンニュートラル実現に向け、水素社会アプリケーションの開発
事業計画
クリーンな水素社会実現にむけたFCV技術を活用したグリーン製品の実用化開発
水素社会の実現に向け、燃料電池自動車(FCV)の技術のリユースをはじめ、次世代モビリティ&エネルギー事業として水素アプリケーション開発作業を行います。
①FCVユニットを再活用したグリーン製品の実用化開発
②FCV技術が応用可能なモビリティ関連製品の実用化開発
③水素サプライチェーン確立に向けた関連企業、関連機関との連携及び検討
実施期間
2020-2022
実用化開発場所
南相馬市、いわき市
連携自治体
-
現状・背景
低炭素社会の実現において「水素」が注目されている中、代表的製品として燃料電池車やエネファーム等が挙げられますが、現在市場投入されている製品については、次世代製品の投入により、不要とされることが懸念されます。燃料電池ユニットのリサイクル・リユース技術の実用化開発により、解消策を導き出すよう取り組みます。
研究(実用化)開発の目標
先端技術対応の燃料電池車(以下FCV)発売、CO2フリーの純水素燃料電池への注目が本格化する中、FCVユニット再活用によるグリーン製品、FCV技術が応用できるモビリティ関連製品の実用化開発を行います。また、新事業により、福島浜通りの新産業と雇用を創出することを目標とします。
研究(実用化)開発のポイント・先進性
水素社会の実現に向け、FCユニットのリユースにより、低価格製品と参入障壁を低くするアプリケーションを開発します。
①FCVユニットを再活用したグリーン製品の実用化開発
●FCVユニット再活用事業の事業化の検証
●FCVユニット再活用技術の技術課題の検証
②FCV技術が応用可能なモビリティ関連製品の実用化開発
●FC化の有効なモビリティの検証
●FC化の有効な地域パッケージの実用化
③水素サプライチェーン確立に向けた関連企業、関連機関との連携及び検討
●水素社会の参入障壁を踏まえた普及計画の検討
●水素供給ポイントの規制緩和に向けた検討
浜通り地域への経済波及効果(見込み)
浜通り地域内にR&Dセンターを開設し、国内外の高度人材の集約を図るとともに、新商品の製造を浜通り地域企業に委託する体制を構築し雇用拡大を目指します。また、万が一の災害時には、開発を進める燃料電池製品が非常用電源として地域住民の安心に寄与することも期待されます。
これまでに得られた成果
●中古FCVの燃料電池ユニットを活用した、公共施設向け発電製品を開発しています。今年度は実際にFCVユニットを導入して配給モデルの構築に向けた技術検証を進めています。
●水素社会の実現に向け、地方地域社会での実用化可能な水素アプリケーションの検討・実用化案の策定を進めています。
●浜通り地域に今後の開発拠点となる施設を構築しました。研究開発施設としての役割に加えて、浜通り地域の雇用創出とハイレベル人材との交流拡大につながることを期待しています。
開発者からの浜通り復興に向けたメッセージ
もっともクリーンなエネルギーシステムであるFCアプリケーションを開発し、浜通り地域で普及促進することで、世界から注目される、きれいな地域づくりを実現したいと考えております。浜通り発の安全安心安価なFCシステムの開発を目指します。
事業者の連絡先
株式会社タジマモーターコーポレーション
東京都中野区江原町三丁目35番3号
TEL : 0244-32-0770(担当:上荒磯祥彦)
MAIL : kamiaraiso@tajima-motor.com