ロボット・ドローン
印字ヘッド自動クリーニングロボット搭載の産業用ライン型高速フルカラーインクジェット印刷装置の開発
事業計画
印字ヘッド自動クリーニングロボット搭載の産業用ライン型高速フルカラーインクジェット印刷装置の開発
複数の印字ヘッドを組み合わせる大型インクジェット印刷機に、自動クリーニングロボットを搭載し、メンテナンス性に優れ低コスト運用が可能な印刷システムを開発。
実施期間
2016-2017
実用化開発場所
いわき市
連携自治体
ー
現状
【樹脂版印刷が主流】
樹脂版の製作が発生し、印刷内容の変更時には版交換、インクの調色が毎回発生し小ロット印刷に不適。
QRコードのような高精細印刷ができない。
【インクジェット製品は非常に高価】
樹脂版印刷機と比較し産業用インクジェット印刷機は非常に高額。自主メンテナンスが難しい。
実用化後の事業化目標
全国2000社ある小規模BOXメーカーの樹脂版印刷機を今回開発装置で置き換えしていく。
更にテキスタイル分野、プリンテッドエレクトロニクス分野への拡大を目指す。
実用化開発のポイント
高精細印字ヘッドと新規開発のデータ転送基板の組み合わせにより高速フルカラーインクジェット印刷を実現する。デジタル印刷の特性を利用しオンデマンドでの小ロット印刷に対応。
自動で印字ヘッドを清掃するロボットの搭載でメンテナンスを容易とし中小事業者への導入障壁を少なくする。
開発技術の先進性
・統合開発により装置コストを低減。初期ターゲットの段ボール印刷機を中小事業者でも導入可能な樹脂版印刷機と同等価格とする。
・クリーニングをロボット化。外せて単独で洗浄出来る構造とする。これにより印字ヘッドは昇降のみで位置再現性を確保し清掃後の位置調整を不要とする。
浜通り地域への経済波及効果(見込み)
新規採用5名以上、地域協力会社への発注金額として年間1.5億円以上。
他分野への応用拡大で更なる貢献を目指す。
開発者から浜通り地域の復興に向けたメッセージ
段ボール用のライン型フルカラーインクジェット印刷装置は「世界初」となります。新市場創設が大きく期待できる本装置は、加工部品も多数あり、これらを地元企業と協力しながら製造することで地域貢献を果たしていきます。