ロボット・ドローン
多様な作業を可能にする4腕極限作業ロボットの実用化開発
事業計画
多様な作業を可能にする4腕極限作業ロボットの実用化開発
地震、津波などの災害現場、原発の廃炉現場などで遠隔操作での複雑な作業のニーズが高まっている。本作業ロボットは4本アーム、4輪のクローラを持ち、不整地の移動が可能であるとともに複数アームの連携により複雑な作業を遠隔で可能とする。
実施期間
2016-2018
実用化開発場所
南相馬市
連携自治体
―
現状
・災害現場で現在稼働が可能なロボット的作業機は平坦地での稼働が主であり、また作業アームも1本か2本であり可能な作業も限定的なものとなっている。
・実際の現場では、斜面、段差地瓦礫地などの平坦地で無い場所の作業があり、また分解、切断など複雑な作業があるが、現状のロボット的作業機では対応できない。
実用化後の事業化目標
浜通りの災害現場、原発の廃炉現場での稼働を推進し、復興を加速するとともに、災害現場のみならず、工事現場、建築現場などでの導入を目指す。
実用化開発のポイント
4本の作業アームを持ち、1本アームによる単純な移載作業でなく、対象物に対し分解や切断など複雑な作業を可能にし、4輪クローラにより不整地の安定な移動を可能にする。
開発技術の先進性
・4本アーム、4輪クローラという多自由度のロボットの操作を2人あるいは1人で安全かつ容易に操作できるインタフェースを提供する。
・高線量下でも稼働可能な耐高放射線保護機構を装備し高線量下で複雑な作業を可能にする。
浜通り地域への経済波及効果(見込み)
4腕極限作業ロボットの事業化により、2023年には、売上高10億円、浜通り地域での新規雇用者数10名の波及効果が見込まれる。
開発者から浜通り地域の復興に向けたメッセージ
本事業を地元と連携して展開することにより、地元企業の技術力の向上に貢献し人材の活用も推進して、復興に向けて大きなインパクトを与えていきたいと思います。