医療関連

日本の「深刻な医師不足」、「慢性疾患の重症化」といった医療課題にAI技術で挑む

事業計画

AIを用いたスマートクリニックシステムの開発

超高齢化社会において、プライマリケアの重要性が増す一方で、クリニックの医師の負荷が増大しています。そこで、AIによる医師の負荷軽減を目指したクリニックシステムを開発し、併せて患者の慢性疾患の重症化の抑制を目指します。

実施期間

2019-2021

実用化開発場所

田村市

連携自治体

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現状・背景

医師不足の進む日本、中でも福島県は震災の影響もあり全都道府県中で対人口当たりの医師数43位と特に深刻な状況です。南相馬市での在宅患者へのオンライン診療の取り組み、厚生労働省による医師の働き方改革に関する検討会等が推進される中、当事業においてもAIを用いて医師を支援しつつこうした課題の解決を図ります。

研究(実用化)開発の目標

診察、検査、治療といった医師の各診療プロセスに対し、AIを中心としたサービスで支援することにより医師の負担を軽減すると共に、サービスを患者にも届け治療継続へと行動変容を促し、慢性疾患の重症化を予防する世界を実現します。

研究(実用化)開発のポイント・先進性

①「スマートエントランスサービス(患者負担低減)」、②「診断支援サービス(医師の負荷低減)」、③「スマートケアサービス(質の高い患者ケア、重症化予防)」から構成される、スマートクリニックシステムを開発します。コニカミノルタの優位技術(画像処理、AI、センシング等)と、福島コンピューターシステムのアプリ開発ノウハウを掛け合わせ、社会課題と現場のニーズに対応したシステムを実現します。

浜通り地域への経済波及効果(見込み)

浜通り地域での事業推進、システム開発と医療機関での評価実施を通じて、地域住民の健康確保のみならず、継続的な雇用創出を実現させます。また、福島コンピューターシステムは福島県いわき市平に所在する国立高等専門学校への技術支援を実施中。今後は同校との共同研究等も実施検討しています。

これまでに得られた成果

患者と医療従事者が繋がる為のソフトウェアやアプリケーションなどの開発に着手し、スマートケアサービスの実現に向けた試作品から開発。実用化に向けて事業構想を具体化させてきました。

開発者からの浜通り復興に向けたメッセージ

スマートクリニックシステムを通して患者本人に診療記録を開示する事で患者と医療従事者とのよりよい信頼関係を構築するとともに、地域医療の課題や医療現場の負担軽減を支援(手助け)して行きたいと考えています。是非とも、引き続きご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

事業者の連絡先

コニカミノルタ株式会社 / 福島コンピューターシステム株式会社

東京都日野市さくら町1番地(コニカミノルタ) / 福島県郡山市大槻町北八耕地13番地

TEL : 042-589-1891(ヘルスケア事業本部 HC-IT 事業統括部 事業企画部 企画グループ 課長 島内あきら) / 024-961-1046(ビジネスIoT 事業部 部長 田母神正彦)

MAIL : akira.shimauchi@konicaminolta.com / inobeinfo@fcs.co.jp