農林水産業
日本初の茶豆養液栽通年培技術の開発と市場開拓調査・販路開拓モニタリング
事業計画
日本初の茶豆養液栽通年培技術の開発と市場開拓調査・販路開拓モニタリング
土耕栽培以外や冬の栽培は不可能といわれる茶豆(枝豆の中で特に美味しく健康成分も多い高付加価値品種)の高度環境制御施設での養液通年栽培技術の開発及び市場開拓調査・販路開拓モニタリング。
実施期間
2016-2018
実用化開発場所
いわき市
連携自治体
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現状
・冬は海外から輸入された冷凍茶豆シェアが高い状況。
・国内露地栽培では冬には生産されていない。
・冬も含めた通年栽培を実現する為には、日射量、気温、湿度などの栽培環境を茶豆に合わせる事ができる環境制御技術が必要。
実用化後の事業化目標
日本初いわき発の技術を活かし、地元事業者との連携により大規模生産販売ネットワークを構築。
実用化開発のポイント
・日長(昼間の長さ)の影響を受けないLED育苗室内で育苗する事で、通年での高規格(コンパクト、多分枝)で均一な苗の生産が可能となる。
・出来た苗をハウスに移植し、光以外の環境要素を整える事で開花・着莢を促進し収量を増やす。
開発技術の先進性
・茶豆(枝豆)での活用は日本初となるLED育苗室内での播種、育苗の技術開発。
・時間帯別の温度、湿度、CO2制御と、茶豆の成育ステージに応じた培養液制御の技術開発。
浜通り地域への経済波及効果(見込み)
大規模生産販売ネットワークを構築できた場合、2022年のネットワークにおける総雇用人数見込み52人、年間生産量見込み100トン等の波及効果。
開発者から浜通り地域の復興に向けたメッセージ
・浜通りの若者の次世代農業への関心を高め、将来の進路として農業を選択する貴重なきっかけの一助となるべく活動して参ります。
・高付加価値商材である茶豆ブランドと、浜通りで生産が盛んなトマトやイチゴとの相乗効果により、浜通りの農業ブランド力の向上に貢献して参ります。