航空宇宙
高高度プラスチック気球の実用化開発
事業計画
新型のプラスチック気球を開発し、宇宙産業を活性化することを目的とする
これまでの高高度気球は素材的に積載重量に限界があったため、新素材の強靭な高高度気球を実用化開発します。これにより高高度における幅広いミッションを実現できるように、宇宙実験等を実施し航空宇宙産業を活性化します。
実施期間
2021-2023
実用化開発場所
相馬市、北海道
連携自治体
-
開発背景
日本国内では「宇宙=ロケット」の色合いが未だとても強いようですが、世界的には宇宙利用・近宇宙利用に関して、ニュースペースの主要なプレイヤーとして高高度気球は活用され、認知されています。気球は極めて経済的かつ合理的に宇宙ミッションをこなすことができる手法です。現在世界的に注目されるに至り、今後利用が活性化する宇宙ミッションの手法です。
実用化開発の目標
【実用化時期】
令和5年度(2023年度)
【販売製品・サービス名】
高高度プラスチック気球
【成果物(最終年度)】
35m 級新型プラスチック気球、大型気球打ち上げ装置
【創出される経済効果】
気球による宇宙実験の機会を拡大し、福島県浜通り地区における宇宙産業の活性化に寄与します。
開発のポイント
【要素技術】
宇宙環境に非常に近いNearSpaceにまで至る物資、実験機材等の運搬技術
【開発のポイント】
従来の高高度気球では困難であった、20㎏を超える重量物を高度15~30㎞まで運搬することが可能になり、宇宙実験の幅を広げ、各種宇宙開発をサポートすることが可能となります。
浜通り地域への経済波及効果
【雇用数】
今後の予定:3名(うち、地元雇用者2名)
【拠点立地件数(立地場所)】
1件(相馬市内に2021年4月より開所)
【地元企業との連携】
R&D・開発:センサー系ロガーの製作発注(いわき)、実験場所のレンタル(いわき)
資材調達:地元企業より部品調達1社(いわき)
製造:センサー系ロガーの拡張を相談中(いわき)今後遠隔操作可能なアビオニクスを製造することを見据える
販路開拓:地元開発会社(いわき)への、さらなる開発の委託と、人材派遣や紹介を受けれるよう協議中
これまでに得られた成果
【成果品・試作品】
15メートル気球プロトタイプ作成
【開発技術】
・気球の製造手法
・気球内のガス排気機構
・ 気球制御基板等の装着手法(特許取得済み)
【自治体との連携実績】
相馬市(実験用地の賃借)
【代表的な企業との連携実績】
北海道大学(共同研究)
【メディア露出や受賞歴】
・11月17日 日本経済新聞(北海道版)
・11月17日 北海道新聞 経済面
・11月18日 SPACEMedia Web
浜通り復興に向けたメッセージ
本事業を発展させ、福島県浜通り地区を国内における一大宇宙拠点として成長させられるよう邁進いたします。
事業者の連絡先
株式会社岩谷技研
福島県相馬市中村宇多川町38
TEL : 011-205-0407(担当:岡崎悠香梨)
MAIL : yukari@iwaya.biz