航空宇宙
人工衛星搭載用の撮像素子開発と製品化開発およびその試験工程の構築
事業計画
衛星の技術を廃炉、原子力施設管理に活用、さらに国産撮像素子で再び宇宙へ
JAXAと共同研究開発をした耐放射線 CMOS 撮像素子をベースに衛星搭載用高性能撮像素子を開発し、衛星搭載基準に準拠した品質の確立を目指します。更にその波及効果として、この撮像素子を使用した高精度耐放射線カメラを開発します。
実施期間
2021-2023
実用化開発場所
南相馬市
連携自治体
ー
開発背景
衛星搭載撮像素子は全て輸入品であり、以下のデメリットがあります。
・要求性能に合った撮像素子の入手が困難
・不具合の原因究明や再発防止が不十分
この為、本来の目的達成に向けて国産化が強く望まれています。
実用化開発の目標
【実用化時期】
令和6年度(2024年度)
【販売製品・サービス名】
・耐放射線カメラ
・衛星搭載用カメラ「CF-CAM」
【成果物(最終年度)】
・1Mpix 撮像素子
・衛星搭載用カメラ
・耐放射線カメラ(モノクロ、カラー)
【創出される経済効果】
衛星搭載用カメラ、耐放射線カメラの組立、検査、品質保証業務の創成。
開発のポイント
【要素技術】
・衛星搭載用高精細撮像素子単体開発(CIS 開発)
・耐放射線カラーフィルター開発
【開発のポイント】
・量子効率(50%以上)
・波長特性(400nm 〜700nm)
・シャッタースピード切替機能(基本CLOCKの周期の倍数)
・カラーフィルターの波長特性、標準カラーチャート(24色)色彩の再現
浜通り地域への経済波及効果
○部品調達試験装置を地元企業で設計/製作をしています。
○量産工程構築地元企業での生産/検査/出荷/品質保証体制を地元企業に委託体制を構築しています。
これまでに得られた成果
・日本保全学会への学術論文発表(国内発表)
・IAEAでの耐放射線カメラの発表(海外発表)
・実際の原子力施設での実証実験による原子炉環境による影響
・プレス発表および日刊工業新聞への記事掲載
・JAXA 革新的衛星技術実証4号機に採択
浜通り復興に向けたメッセージ
原発被災地で「耐放射線カメラ」を開発/生産して、 1F廃炉、国内/海外の原子力施設に導入します。原発被災地から世界に向けて原子力施設の安全管理を発信します。
事業者の連絡先
マッハコーポレーション 株式会社
福島県南相馬市小高区飯崎字南原65ー1
TEL : 045-412-0400(担当:鈴木市郎)
MAIL : suzuki@machcorp.jp