水産物陸上養殖における飼育管理自動化の実用化開発

福島県の水産業は、震災前と比べ漁獲量が大きく後退している 一方、淡水でのコイなどの養殖は震災前と比べて生産量が増加 しています。風評被害や汚染水を鑑みると福島県水産業を伸ば すには、陸上での養殖が有効な手段と想定されます。

【実用化時期】
令和6年度（2024年度）
【販売製品・サービス名】
「バナメイエビ養殖ワンストップサービス」（仮）
【成果物（最終年度）】
3年間の網羅的な実証実験で下記の実現を目指します。　
①養殖場施設でのバナメイエビ養殖
②バナメイエビの種苗
③クラウド上で水質状態が確認可能な技術
【創出される経済効果】
陸上養殖場としての耕作放棄地の利用や、それによる雇用の拡大などに加え、福島県の新しい特産物の創出が見込めます。

浜通り地域への経済波及効果

【雇用数】
実績：3名（うち、地元雇用者1名）
今後の予定：5名（うち、地元雇用者3名）
【拠点立地件数（立地場所）】
2件（南相馬市）
【地元企業との連携】
R&D・開発：水質センサー及びシステム開発について地元企業1社と開発
製造：養殖場設備の電気工事など地元企業1社に発注

これまでに得られた成果

【成果品・試作品】
①陸上養殖の飼育管理システムの開発
② 海水の入れ替えが不要な100％完全陸上養殖場の開発
③バナメイエビ種苗技術の開発
【開発技術】
・養殖場施設でバナメイエビの養殖技術
・クラウド上で水質状態が確認可能な技術

浜通り復興に向けたメッセージ

南相馬市を拠点に本事業へ取組む中で、大勢の方にお世話になり、開発を順調に進められました。今後も地域に貢献できるよう開発を進めて参ります。