農林水産業
本ワサビの施設利用養液循環型水耕促成栽培技術の実証
事業計画
供給が減少する本ワサビの水耕促成栽培技術を確立し地域の特産物を目指す
条件不利地とされる山間地域の冷涼な気象条件を利用しつつ、「いつでも、どこでも、だれでも」、高い価値を持つ本ワサビの生産を可能とする水耕促成栽培技術の確立を図り、その技術の地域への普及を通じて地域の復興を目指します。
実施期間
2021-2022
実用化開発場所
飯舘村
連携自治体
-
開発背景
和食への人気の高まり、使用分野の広がり、機能成分への注目など消費需用は増加傾向にありますが、担い手の高齢化や減少、ワサビ田維持の困難性、大規模災害の発生と生産地の被害等により、栽培面積、収量ともに減少しています。
実用化開発の目標
【実用化時期】
令和5年度(2023年度)
【販売製品・サービス名】
「いいたて本ワサビ」(根茎)
「いいたて葉ワサビ」(葉・茎)
【成果物(最終年度)】
「いいたて本ワサビ」(根茎)6cm/24週
「いいたて葉ワサビ」(葉・茎)20葉、20茎/後半12週
【創出される経済効果】
新たな特産品の誕生および地元農家等が参加する本ワサビ栽培とその加工・販売を通じた農業出荷額の増加及び雇用の拡大
開発のポイント
【要素技術】
・自生条件に着目した、水耕栽培下での生息条件の充足技術
・生態に着目した、水や光等の成長最適条件の充足技術
【開発のポイント】
従来の技術では困難であった本ワサビのハウス内水耕栽培について、生息条件と成長最適条件を充足する栽培技術を用いることで促成栽培を実現します。
浜通り地域への経済波及効果
【雇用数】
今後の予定:3名(うち、地元雇用者2名)
【拠点立地件数(立地場所)】
1件(飯舘村)
【地元企業との連携】
資材調達:将来的に苗の育成(新規産業)を地元の方々に依頼することを検討中
製造:産地化を見据えて地元農家の参入を促すことを検討中
販路開拓:・道の駅等との連携図る・地元との連携で加工品を製造・販売を検討中
これまでに得られた成果
【成果品・試作品】
・ワサビの水耕栽培用実証施設と基本機能の整備
・実証栽培(苗の植え付け)の開始
・促成栽培の実証と生育データの取得
【開発技術】
・ 自生条件に着目した、水耕栽培下での生息条件の充足技術
・ 生態に着目した、水や光等の成長最適条件の充足技術
【メディア露出や受賞歴】
新聞・テレビによるワサビ栽培実証事業(苗付け作業)の報道
浜通り復興に向けたメッセージ
ワサビの水耕栽培事業を成功・発展させ、地元農家の方々の参加を得て、産業・産地形成や地元雇用の拡大を目指します。
事業者の連絡先
六洋電気株式会社
福島県福島市南矢野目字向原22番地
TEL : 024-553-6478(担当:後藤英司)
MAIL : rokuyou@gol.com