農林水産業

都市部の中高層ビルにおける木材活用の推進・普及拡大へ貢献

事業計画

未来のニーズを廃炉技術から創り、 イノベーションを起こす

都市部の中高層ビルにおける木材活用の推進・普及拡大へ貢献

実施期間

2022-2023

実用化開発場所

浪江町

連携自治体

浪江町

開発背景

世界的な「カーボンニュートラル社会・SDGsへの貢献」の潮流により、国内でも大手ゼネコンが数十におよぶ高層木造ビルの計画が進んでいます。一方で、「スギ」材を建築材として利用する際に、低強度である点がネックとなります。そこでスギと他の材を混合接着することで高強度集成材としてスギを高付加価値化し活用の機会を拡大します。

実用化開発の目標

【実用化時期】
令和5年度(2023年度)

【販売製品・サービス名】
【ストロング・メガ・ラム】

【成果物(最終年度)】
【ストロング・メガ・ラム】のJAS 認証や部材性能評価

【創出される経済効果】
建築物への木材利用は、森林サイクルの循環を促し、林業や木材産業、運搬業、建設業など地場産業の経済活性化と雇用創出を生むものです。

開発のポイント

【要素技術】
・現行の集成材JAS認証制度を発展させた構成シミュレーション
・集成材ブロックの二次接着技術
・JAS認証や建築設計可能な性能評定のためのデータ集積
【開発のポイント】
従来のJAS認証制度では定義されていなかった構成方法により、経済的かつ安定調達可能な構成による特大断面集成材の生産を可能にします。

浜通り地域への経済波及効果

地域材の新たな需要開発として、まちの建築物への木材普及促進により、森林サイクルの循環を促し、林業、木材産業、運搬業、建設業など地域産業の再生復興に貢献致します。

これまでに得られた成果

木質材料の専門家と取り組んだシミュレーションと実証試験によりスギ材を活用しながら、建築材利用で高強度材とされる外国産材のベイマツと同等の強度 E120を実現できる集成材構成を確立致しました。
浪江町と共に福島県産材スギの更なる利活用促進を図って参ります。

浜通り復興に向けたメッセージ

福島県産材の新たな需要開発として、浪江町発の大断面集成材を全国の街づくりに活用いただく取り組みを行って参ります。

事業者の連絡先

株式会社ウッドコア

福島県双葉郡浪江町大字棚塩字赤坂1-1

TEL : 024-944-7550(担当:相澤貴宏)

MAIL : aizawa@toju.co.jp