農林水産業

陸上養殖プラントにおける作業の自動化と収益性向上に貢献する給餌システムの開発

事業計画

餌やりの自動化・効率化を実現する陸上養殖用 AI 給餌システムの開発に挑む

新設が相次ぐ陸上養殖事業において、プラント運営コスト及び作業時間の 5 割を占める「餌やり」を A I システムにより自動化・効率化し、福島県浜通り地域発の新規事業として国内外に販売展開を進めます。

実施期間

2020-2022

実用化開発場所

いわき市, 東京都

連携自治体

開発背景

今後需要拡大が見込まれる陸上養殖プラント向けの給餌システムの開発・販売・事業化を行うとともに、福島浜通り地域発の陸上養殖技術を世界に発信し、新たな陸上養殖プラントの誘致活動と地域経済発展に貢献します。

実用化開発の目標

【実用化時期】
令和5年度(2023年度)
【販売製品・サービス名】
陸上養殖向けAI 給餌システム
【成果物(最終年度)】
陸上養殖プラントにおける作業の自動化と収益性向上に貢献する給餌システム
【創出される経済効果】
陸上養殖事業向けAI 給餌システムの販売及び陸上養殖プラントの誘致活動による、地元企業の売上と地元雇用の拡大

開発のポイント

【要素技術】
①AIを活用した給餌システム
②作業軽減のため、遠隔制御装置と餌の補給量の制御装置搭載自動餌搬送機
③生育管理のためのソフトウエアパッケージ
【開発のポイント】
高頻度かつ熟練の経験を要する給餌作業について、 AI により自動化・効率化することで、養殖プラントの収益性向上と現場作業の軽減を実現します。

浜通り地域への経済波及効果

5カ年で累計12.7億円の売上、新規雇用は5年目で10名程度を見込みます。また、浜通りへの陸上養殖プラントの誘致に成功すると40-60億円の直接の発注が発生する見込みです。県立いわき海星高等学校等の教育機関と連携することにより地域の人材育成と雇用創出にも貢献できます。

これまでに得られた成果

当システムは前年度と比較してさらに改善され、餌やりの効率化が実証されました。魚体重測定システムは魚体サイズの幅を広げ、推定のための成長モデルを更新、給餌率調整自動化については評価指標の数値改善に大きく貢献することが確認できました。これら全てのデータは一括管理し、プラント全体をコントロールできるようになりました。

浜通り復興に向けたメッセージ

本事業を通じた給餌システムの販売・事業化と共に、浜通り発の陸上養殖技術を世界に発信、新たな陸上養殖プラントの誘致活動と地域経済に貢献します。

事業者の連絡先

株式会社 林養魚場 / ウミトロン 株式会社 / NECネッツエスアイ 株式会社

福島県いわき市中寺樋ノ口23-1 / 東京都品川区東五反田1丁目10番7号 / 東京都文京区猿楽2-6-1 飯田橋ファーストタワー

TEL : 0248-25-2041 (担当:石田信哉) / 080-7815-0317 (担当:和佐田慎史) / 03-5615-8638 (担当:高田暁洋)

MAIL : ishida@hayashitrout.com / shinji.wasada@umitron.com / takada.akihiro@nesic.com