農林水産業
縦ログ構法に関する技術開発と生産ネットワーク体制の構築
事業計画
縦ログ構法に関する技術開発と生産ネットワーク体制の構築
製材からパネルの作成・建て方までの一連の流れにかかわる事業者で協力し合い、パネルログ構法を開発。
実施期間
2016-2017
実用化開発場所
田村市
連携自治体
ー
現状
パネルログ構法を含め縦ログ構法は大きな設備投資の必要がなく、地域の工務店や製材所でも対応できる構法であるが、人の手による工程が多いため、生産体制や精度面での整備が必要である。
実用化後の事業化目標
生産工程への機械の導入、県産材を活用したパネルログ生産ネットワークを構築することにより、安定した製品精度と供給体制を整備する。
実用化開発のポイント
・製造工程の機械化や建築構法・木材規格の整備を進め、生産体制を整える。
・質と量ともにより安定的な供給を実現することで、さらなる木材利用の促進につなげる。
開発技術の先進性
・ビス打ちやパネル成形など、精度にばらつきが出やすく、手間のかかる部分への機械の導入を進める事で、一定の精度を保った製品としての普及をめざす。
・材料の安定供給を図るため、材料の精度を高める乾燥方法の検討及び乾燥にあわせた規格の検討・構法開発を行う。
浜通り地域への経済波及効果(見込み)
浜通り地域における事業化を達成した場合、パネル工場設立(平成31年)投資額2.3億円、新規雇用者数5名、売上高年間3億円等の波及効果。
開発者から浜通り地域の復興に向けたメッセージ
山林の多い地域において、木材産業を活性化させることは、製材業・建築業での雇用創出につながり、浜通りの持続的な復興・発展に貢献できると考えております。