エネルギー・環境・リサイクル

難処理廃プラスチック製品のリサイクル

事業計画

難処理廃プラスチック製品のリサイクル

廃プラスチック製品の中には既存リサイクル技術での処理が困難なため、埋立処分・野積み・不法投棄されている廃棄物がある。加熱分解を用いて、この廃棄物から油および金属を回収する装置を検討し実用化を目指す。

実施期間

2016-2018

実用化開発場所

いわき市

連携自治体

現状

廃プラスチック製品の一部(複合材料・大型・破砕困難・金属含有・過度な汚れ)は、大半がリサイクルされずに焼却や埋立処分、さらには野晒しおよび不法投棄されている。

実用化後の事業化目標

・震災復興等により発生する難処理プラスチックを地域内で処理。
・不法処理、東京オリンピックの建設廃棄物等への対応。

実用化開発のポイント

・廃プラスチック製品を加熱分解を行うことで、プラスチックは油、金属は残渣として回収可能となる。
・有姿に近い状態での処理を可能とすることで排出者および処理時の手間を省くことができる。

開発技術の先進性

・排出者(使用者)・製造会社・処理会社・行政が一体と成れる社会循環型システムを構築。
・様々な組成のプラスチック製品における加熱分解の「処理条件」「プラント設計」等を開発。
・従来の加熱分解装置の評価および不適合箇所の見直し設計。
・「安全」「低コスト」「省エネルギー」な装置設計。

浜通り地域への経済波及効果(見込み)

・漁業、農業、製造等の発展成長をバックアップ。
・スマートエコパーク内設立を想定 投資額6億円、新規雇用10名、売上1.5億円、油をパーク内で使用(地産地消)。

開発者から浜通り地域の復興に向けたメッセージ

・実用化開発の成功、事業化により、漁業・農業・公共施設等で発生している難処理廃プラスチック製品の適正処理(リサイクル)を推進します。
・これらの開発成果を通じ、各業界および行政との連携を図り、浜通り地域のイメージアップや復興・成長に貢献していきたいと考えています。

事業者の連絡先

(株)クレハ環境