エネルギー・環境・リサイクル
植物由来・持続型資源新素材「ケナフ・ナノセルロース」の混合技術の実用化開発
事業計画
植物由来・持続型資源新素材「ケナフ・ナノセルロース」の混合技術の実用化開発
福島県浜通りで栽培可能なケナフを栽培し、これを原料に「植物由来の新素材ナノセルロース」を製造し、既存の環境・リサイクル部材と混合することで、超強度・超軽量・超耐熱等の高付加価値・高機能化を図り、様々な分野の新商品開発につなげる。
実施期間
2016-2018
実用化開発場所
いわき市
連携自治体
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現状
・ナノ化されたセルロースは水中に分散している為、添加量を増やしてのプラスチックに混合することが難しい。
・ナノ化されたセルロースは乾燥すると架橋凝集化してしまい効果が落ちてしまう。
実用化後の事業化目標
2030年までに1兆円産業と予測されるCNF市場への新規技術による参入。
実用化開発のポイント
架橋凝集化を防ぎ、効果的にプラスチックに混合する事で、添加率を大幅に向上させることが出来軽量かつ強度に優れた樹脂の使用用途が格段にアップする。
開発技術の先進性
・セルロースの微細化及び分散化技術の開発。
・ナノセルロースの固液分離技術の開発。
・ナノセルロースとプラスチックの混合・相溶化技術の開発。
・高機能性を有する製品開発 ほか。
浜通り地域への経済波及効果(見込み)
新しい農業の確立(1次産業からの6次産業へ)、最先端の技術を駆使した環境・リサイクル部材の創出及び新商品開発による新産業の創出。
開発者から浜通り地域の復興に向けたメッセージ
この実用化開発の成功及び事業化により、物質の様々な特性を飛躍的に向上させることが可能で、様々な分野に利用可能な新商品の開発も可能となり、世界に誇る福島県浜通りの再生につながるシンボル的な取組としてともに成長していきたいと考えています。