ロボット利用による3次元放射能濃度分布の可視化

・現状の空間線量率での2次元汚染マップでは、3次元的な汚染部の特定はできない。
・現状のガンマカメラでも奥行方向の情報は得られない。
・特に高BG雰囲気下では、ガンマカメラだけでなく、その他システムも有効に運用できていない。

浜通り地域での事業化を足掛かりに、浜通り地域から海外の原発等へ、安全・安心な管理技術の提供を行う。

開発技術の先進性

・ドローン等のロボット利用による無リスクかつ効率的な放射能濃度分布の可視化。
・マルチコリメータ方式ガンマカメラの「立体視」による3次元放射能濃度分布の可視化。
・耐放射線用の遮蔽機構・部材・素子による高BG雰囲気下での放射能濃度分布の可視化。

浜通り地域への経済波及効果（見込み）

浜通り地域における事業化を達成した場合、2020年頃に、高濃度領域の可視化管理として年間10〜20億円の新規市場創出、新規雇用：製造20〜30名、管理業務50〜100名等の波及効果。同時に浜通り地域からこれら事業の海外展開を開始。

開発者から浜通り地域の復興に向けたメッセージ

・汚染物の放射能濃度を3次元で取得し、可視化することでどこがどれだけ汚染されているかが一目でわかり、安全安心の提供を含めた管理が可能です。
・本事業で開発する技術および既存の技術は浜通り地域の企業に技術供与し、ともに事業化を行う連携企業体になっていただき、浜通り地域だけでなく全世界に向けた事業展開に協力していただきたいと考えています。