医療関連

超音波ガイド下神経ブロック麻酔用ナビゲーションシステムの実用化開発

事業計画

AI により超音波画像上で神経の位置および穿刺経路を重畳表示するナビゲーションシステム

これまで医師の穿刺技術に依存していた神経ブロック麻酔について、超音波診断装置を接続するだけで、AIによりリアルタイムで神経位置や穿刺経路を3D画像表示し、誰でも安全かつ正確に穿刺可能な製品を開発します。

実施期間

2019-2021

実用化開発場所

南相馬市

連携自治体

-

開発背景

ランドマーク法での神経ブロック麻酔の不成功率は20-50%であり、複数回の穿刺による患者への苦痛と手術遅延が問題視されています。課題は、医師の穿刺技術の依存であり、AIやARを活用した穿刺箇所のリアルタイムナビの実用化により解決を図ります。

実用化開発の目標

【実用化時期】
令和4年度(2022年度)
【販売製品・サービス名】
「US-Training for iPad」
「US-AI Training」
【成果物(最終年度)】
・神経ブロック麻酔用AIナビゲーションシステム
・「US-Training for iPad」
・「US-AI Training」
【創出される経済効果】
南相馬市の地元企業を活用した多品種製造による雇用拡大と維持

開発のポイント

【要素技術】
・ Deep Learning による麻酔神経、血管などの高精度学習モデル
・超音波診断画像からの穿刺経路生成機能
【開発のポイント】
本開発システムの全機能について医療機関による臨床評価を実施。若手医師向けの教育コンテンツを併用することで臨床現場での実戦投入が期待できます。

浜通り地域への経済波及効果

【雇用数】
2名(うち、地元雇用者2名)
【地元企業との連携】
R&D・開発:福島県立医科大学と共同研究
資材調達:機器構成部材を地元企業2社より調達
製造:量産化を見据えて地元企業の株式会社菊池製作所と連携中
販路開拓:販売後の顧客サポートとして、地元企業1社と協議中

これまでに得られた成果

【成果品・試作品】
「US-Training for iPad」のAppStoreリリース
「US-AI Training」の学習/教育用リリース
【知的財産権】
5件(特許権│取得)国内4件 外国1件
【開発技術】
・ Deep Learningによる麻酔神経、血管などの高精度学習モデル
・ 超音波診断画像からの穿刺経路生成機能

浜通り復興に向けたメッセージ

開発医療システムの生産ラインを南相馬市に構築することで、被災地の産業創出や地域雇用の創出をおこない、浜通り地域を中心とした近隣地域の復興に寄与することを目指しています。

事業者の連絡先

TCC Media Lab 株式会社

福島県南相馬市小高区飯崎字南原65-1  菊池製作所 南相馬工場内

TEL : 042-444-4350(担当:石田)

MAIL : ishida@tcc-media.com