冷陰極X 線管を用いた移動型デジタル式汎用一体型透視装置OI-Visionシステムの開発

現状のX 線透視装置には, 患者への照射時間も長いため被曝量への懸念があります。本開発装置によって、ナビゲーションワークステーションと連携することで、被曝量を軽減し、適格な手術のシミュレーションの実現が可能となります。

【実用化時期】
令和5年度（2023年度）
【販売製品・サービス名】
「OI-Vision」
【成果物（最終年度）】
「OI-Vision」の薬機認証取得
【創出される経済効果】
実用化後、販売代理店頂き、全国エリアでの販売を目指します。社内にサービス本部を設立し、社内常駐の技術者の雇用も見込んでいます。

浜通り地域への経済波及効果

【雇用数】
実績：1名（うち、地元雇用者1名）
今後の予定：2名（うち、地元雇用者2名）
【地元企業との連携】
R&D・開発：冷陰極X 線源を搭載した移動型CT 装置の開発
販路開拓：オルバヘルスケアの子会社である地元企業のサンセイ医機社とアライアンス済み

これまでに得られた成果

【成果品・試作品】
・ GANTRY 開口部φ400㎜（熱陰極X 線源仕様）部位限定CBCT 試作機
・冷陰極X 線源装置単体ユニット試作機
【開発技術】
カーボンナノ構造体CVD成膜技術を用いたCT 装置仕様に設計製造された冷陰極X 線管

浜通り復興に向けたメッセージ

今まで高額で据付式であったCT 装置を小型で移動可能な高機能CT 装置を普及させ、いわき市から様々な医療現場に貢献したいと考えております。