医療関連

鍼治療の可視化およびデジタル化による医療連携システムの実用化開発

事業計画

可視化・デジタル化がVARのように鍼灸師をアシストします

鍼治療の可視化およびデジタル化による作用機序のエビデンスとなり医師との連携を可能とし慢性疼痛に苦しむ多くの患者に鍼という選択肢を提供するシステムとして実用化を目指します。

実施期間

2022-2024

実用化開発場所

南相馬市

連携自治体

開発背景

鍼灸施術は中国から渡来した東洋医学であり長い歴史を持ち、日本でも代替医療として発展しているが作用機序についても不明点が多く西洋医学に比べエビデンスが少ないため医師の信頼が得難く連携が進まないという現状があります。

実用化開発の目標

【実用化時期】
令和7年度(2025年度)
【販売製品・サービス名】
超音波モニター:鍼灸師が超音波ガイド下で施術を行うためのツール
【成果物(最終年度)】
①AIによる鍼灸可視化 ②超音波モニター ③医師×鍼灸師×理学療法士連携システム
【創出される経済効果】
病院や整形外科クリニックと連携する超音波ガイド下鍼灸院ができて慢性疼痛に苦しむ患者さんに鍼治療という選択肢を提供する

開発のポイント

【要素技術】
①AI による筋肉・筋膜の画像認識:トリガーポイント(痛みの原因)と鍼施術部位の把握
②超音波モニターによる施術の効率化:超音波ガイド下鍼施術に特化した機能を搭載
③医療連携システムによるクリニックとの連携連携に必要な画像、施術効果を共有します
【開発のポイント】
①熟練鍼灸師の知識と技術を機械化
②超音波ガイド下鍼灸施術を効率化
③医師、理学療法士と効果的な連携

浜通り地域への経済波及効果

令和6年度には、試用頂けるクリニックや鍼灸院を増加する為浜通り地域での連携を検討いたします。また、実用化を見据え量産設計・生産の体制構築を令和6年度に検討いたします。

これまでに得られた成果

令和5年1月より、スポーツクリニックと連携してトライアルを実施中です。トライアルを通じて患者様の鍼施術に対する意識や導線の作り方、超音波ガイド下鍼灸の効果や連携システムの課題を抽出しています。

浜通り復興に向けたメッセージ

本事業を実用化により、慢性疼痛に苦しむ患者様の治療の選択肢として超音波ガイド下鍼灸施術を提供できれば幸いです。

事業者の連絡先

TCC Media Lab 株式会社

福島県南相馬市小高区飯崎宇南原65-1 菊池製作所南相馬工場内

TEL : 042-444-4350(担当:石田伸二郎)

MAIL : ishida@tcc-media.com