医療関連
福島県内100%部品調達に向けた移乗介助・移動支援・見守り支援機器実用化開発
事業計画
福島県内100%部品調達に向けた移乗介助・移動支援・見守り支援機器実用化開発
2025年の日本において「団塊の世代」の方々が75歳以上となる超高齢化社会により起こりうる諸問題(特に、介護者の人材不足など）の解消をテーマとした研究開発及び商品化を目指す。
実施期間
2016-2018
実用化開発場所
いわき市
連携自治体
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現状
ベッドから車椅子への移乗の際には、介助者は被介助者を抱きかかえ、体を旋回させて移乗させる必要があり、転倒による事故発生の危険が伴う。一方、一日に何度も必要な介助動作である為、介助者の腰への負担が非常に大きく、被介助者及び介助者の双方において大きな精神的、肉体的負担となっている。
実用化後の事業化目標
量産製造時の部材調達等の投下資金に関する寄与：
平成31年度 180台/年 5,400万円
平成32年度 360台/年 1億800万円
合計：1億6,200万円
実用化開発のポイント
現状を鑑み、介助者の負担を軽減する為に、従来の車いすの背面を解放し、前方に手すりを設け、後ろから乗り込む機構とすることで、ベッドと座面を陸続きにして移乗することが可能となる、全く新しい移動体を開発する。また、移乗・移動に加えて、移動した先での食事・洗面・排泄が可能となるロボットを開発するとともに、移乗の際の利用者様の体調の変化などをロボットが把握できる機能を搭載する。
開発技術の先進性
・自律走行機能の追加（オプション）により、搭乗者の操作を必要とせずに、安全に移動させることができる。
・IOT技術により、遠隔地からの操作、コミュニケーション、利用者の体調変化、機器の状態把握等を実現する。
浜通り地域への経済波及効果（見込み）
【新規雇用】
開発研究員5名雇用予定（機械設計2名、電子回路2名、ネットワーク1名）
スタッフ3名雇用予定（総務3名、営業1名）※補助対象外
派遣社員9名雇用予定（機械設計2名、電子回路2名、制御1名、電気2名、ネットワーク1名、プログラマ1名）
【地元企業との連携】
機器のアッセンブリーにおいて浜通り地区の電気/通信機器メーカーとも継続的に協業を行うとともに、福島県内での部品調達100%に向けて活動を進める。
開発者から浜通り地域の復興に向けたメッセージ
私供アイザックは、震災以降に設立いたしました、まだ新しい会社です。
これまで会津を中心に活動してまいりましたが、この度、今までの活動から大きく一歩踏み出すため、また、福島県全体の復興のみならずさらなる発展に何かしら貢献できるように浜通り地域に新たに拠点を設ける決意を致しました。震災から5年が経ちましたが、まだまだ復興への道は半ばでございます。浜通りが日本のロボット産業のエンジンとなれる様、イノベーションコースト構想を他のサービスロボット企業様と盛り上げていきたいと考えております。