ロボット・ドローン
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事業計画
「空飛ぶクルマ」における航続距離延長に向けた研究開発と実証 実験
次世代モビリティ『空飛ぶクルマ』の実用化に向けた研究開発。本事業では、実用化に不可欠かつ最大障壁である「航続距離延長」を目的とし、空気抵抗減、電気系統の効率向上、バッテリ容量向上等を実施します。
実施期間
2019年度~2021年度
実用化開発場所
浪江町,南相馬市
連携自治体
-
現状・背景
空飛ぶクルマの積み荷輸送や移動手段としての利用ニーズより、航続距離として余力をもつために 5km 程度のフライトには最低限耐えられるスペックが求められています。 現状は 3km のフライトが限界であるため、実用に耐えられるよう、空気抵抗の削減、電気系統の効率の向上、バッテリ容量の向上などの技術開発が求められます。
研究(実用化)開発の目標
労働力不足、都市の交通渋滞による生産性低下、離島・山間部の移動手段の不足、災害時の救急搬送問題などの課題解決策として重量物やヒトの運搬が可能な「空飛ぶクルマ」の実用化を行います。
研究(実用化)開発のポイント・先進性
空飛ぶクルマは高出力のモータを主な動力源とし、また、既存の電気自動車 (EV) と同様にバッテリをエネルギー源とするため、航続距離は自動車と比較して短く、この向上が製品性を上げるうえで重要な課題となります。これは、EV の開発と同様の観点での技術調査と開発が必要になると想定されます。さらに、空飛ぶクルマの開発では航空機としての機能を備えるため、不具合が発生した際にも機能の全損失につながらないための高信頼性の確保などと言った機能要求が必要になります。 十分な航続距離と安全性を同時に実現した機体を開発することにより、他社に対する市場優位性が担保されるものと考えます。
浜通り地域への経済波及効果(見込み)
1. 機体の開発について、浪江町、南相馬市の企業と協業をすることで、地元企業の事業拡大による地域の産業復興・経済効果が期待できる。
2. 実用化開発のみならず、顧客毎のカスタマイズ開発・修理点検の際の試験飛行においては、福島県ロボットテストフィールドの「緩衝ネット付飛行場」を最大限活用することで地域経済に効果が期待できる。
3. 長期的には、サプライヤーを創出し大きく浜通り地域に貢献が出来る可能性もあると考える。
これまでに得られた成果
空飛ぶクルマの試作品を完成することができました。また、この機体を用いた試験及び機体に用いた要素部品の試験を開始しています。
開発者からの浜通り復興に向けたメッセージ
空飛ぶクルマを利用した人やモノの搬送は、浜通りの地域生活の利便性向上に大いに役立つと考えております。 また、自動車同様裾野の広い産業なので、産業振興としても大きな意味があると考えております。
事業者の連絡先
株式会社 SkyDrive
福島県双葉郡浪江町大字高瀬字根木内103番地1
TEL : 080-3855-6891(担当:技術開発部 山本賢一)
MAIL : kenichi.yamamoo@skydrive.co.jp