ロボット・ドローン

バッテリーでは実現不可能な長時間フライトを実現

事業計画

ジェットエンジンドローンの実用化開発

物流や点検、警備など多くの用途で長時間運用可能なドローンが必要とされていますが、Li-Po バッテリーでは十分な飛行時間が確保できていません。本実用化開発では、小型の ジェットエンジンを高出力な発電機として用い、大型で長時間運用が可能なドローンを製作します。

実施期間

2019年度~2021年度

実用化開発場所

南相馬市

連携自治体

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現状・背景

物流や点検作業においては、1 時間から 2 時間以上のフラ イト時間が求められることが多くなっています。現在普及して いる電池ではこれを実現することが難しく、今後ドローンが社 会実装されていく中で新しい動力源の確保は喫緊の課題です。 プロドローン社は特殊で大型ドローンの設計と製作に強みを 持ち、YSEC 社はジェットエンジンの実績と知見を有しており、 力を合わせてこの課題に取り組みます。

研究(実用化)開発の目標

今後 2021 年から 2022 年にむけて、さまざまな動力源が試みられると考えられますが、長距離大型ドローンの標準的な動力源とすることを目指します。 また、単なる長時間運用可能な動力源にとどまらず、あたらしい用途や市場を拓く可能性も期待しています。

研究(実用化)開発のポイント・先進性

(1) 高い出力電力対重量比
バッテリーを大きく凌ぎ、長距離の運用も可能となります。
(2) 環境性能
バイオエタノールも利用可能で、化石燃料を用いる内燃機関などに比較して優れた環境性能を実現します。
(3) 推力も利用
単なるレンジエクステンダーではなく、推力も利用する “ ハイブリッド ” な構成です。

浜通り地域への経済波及効果(見込み)

今年度は開始が 12 月で期間も短かったため、実動作を含むコンセプトの確認が中心となり、大きな地元への経済的波及は実現できていません。 来年度以降、プロジェクトの継続的な実施により、生産や検証などで協業が発生すると考えています。

これまでに得られた成果

実動作を含むコンセプトの確認として、
①既存のジェットエンジンをドローンの動力源として用いるためのコンセプト設計
②および実動作試験と基礎データ収集
③実動作試験のためのドローン製作が主な開発となります。
関連企業との連携、メディアへの露出、商談などはまだスタートできていません。

開発者からの浜通り復興に向けたメッセージ

ドローンが社会に普及していく中で、今回の成果が広く活用されていることを期待しており、それが産業として育つ際、技術集積が進んだ浜通り地域の役割は大きいと考えます。ぜひご一緒に盛り上げていければと思います。

事業者の連絡先

株式会社プロドローン / YSEC株式会社

〒 975-0036 福島県南相馬市原町区萓浜字新赤沼 83 番 南相馬市復興工業団地内 福島 RTF 研究室 6 号室 〒 102-0093 東京都千代田区平河町 2-4-14 平河町 KS ビル 1F / 〒 953-0054 新潟県新潟市西蒲区漆山字四十歩割 8460 YSEC株式会社 新潟巻工場

TEL : 03-3222-5600(担当:市原和雄) / 0256-77-7771( 担当:阿部和幸)

MAIL : ichihara@prodrone.com / k.abe@ysec.jp