ロボット・ドローン

人に寄り添い、ともに成長するパートナーロボットプラットフォーム

事業計画

Partner Robot Platform (PRP) 開発

0 歳から 100 歳まで、それぞれの人の好みや成長にあわせて、パートナーロボットも進化し、必要なサービスを提供するロボットプラットフォーム(Partner Robot Platform)の開発を行います。

実施期間

2019年度~2020年度

実用化開発場所

川俣町,伊達市

連携自治体

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現状・背景

一人一台のパートナーロボットを開発するにあたり、製造拠点および要素技術の提供が課題の一つでした。特に、小型ロボットのモーション開発には、細線かつ耐性が高いケーブルおよびワイヤーハーネス技術が必須でした。携帯電話およびロボット開発で実績があるアサヒ通信の細線同軸ケーブルの技術が製品化に最適と考え、連携での提案に至りました。

研究(実用化)開発の目標

乳幼児用 b-RoBo および教育用 e-RoBo の 2 機種パートナーロボットの製品化。b-RoBo は、赤ちゃんに寄添った見守り機能を利用した、子育て負荷の軽減による家庭への普及の拡大。e-RoBo は、プログラミング教育の開始にあわせて、学校授業への導入の拡大を目指します。

研究(実用化)開発のポイント・先進性

ロボットプラットフォームの開発コンセプトは、「人に寄り添う」ことです。ロボットの提供と、ロボットを利用することによる情報をデータベース化することにより、生涯のパートナーとして人とともにロボットも進化することをコンセプトとしております。データベースとロボットを組み合わせプラットフォームとして提供することは、他社にない新しいロボットの提供形態と考えます。 今回は、教育用ロボットと組み合わせ利用する教育システムを新たに開発しました。プログラミング教育で標準的な
「Scratch」をベースに、飽きのこない Web での学習システムを独自に開発し、教育現場での教師の負荷軽減や生徒レベルに応じた学習が可能です。

浜通り地域への経済波及効果(見込み)

浜通り地域での製造およびメンテナンス拠点展開による、売り上げ増および新規雇用促進を期待。売り上げ増 2020 年度 1 億円、2022 年度 50 億規模、直接寄与新規雇用 1 ~ 3名程度を期待。浜通り地域への新規取引件 数 BtoB で 2020 年 度 1 件、2021 年 度 2 件、2022 年度 5 件を期待。
また、ロボットのキャラクターを観光資源として活用することで、観光業(各種グッヅ販売、聖地巡礼、スタンプラリーなど)への集客が期待でき、観光業として 10 億~ 30 億円の収入を期待できます。

これまでに得られた成果

乳幼児用 b-RoBo および教育用e-RoBoの試作品完成。b-RoBo は 2020 年度内、e-RoBo は 2020年中旬から BtoB ビジネス向けを先行して量産開始予定。ロボットプラッ トフォームおよび乳幼児の見守りに関連した特許出願 2 件提出済。
e-RoBo は、自治体への採用が検討されており、2020 年度の授業の中で、ロボットプログラミング教育システムとして導入予定です。

開発者からの浜通り復興に向けたメッセージ

ロボット開発において蓄積した細線で耐性の高いケーブル・ワイヤハーネス技術およびノウハウを、他の分野に適用し、浜通り地域での事業展開に貢献したいと考えます。 また、ロボットを浜通りで製造およびメンテナンスすることで、浜通り地域の復興と産業発展に貢献したいと思います。

事業者の連絡先

株式会社リビングロボット

福島県伊達市坂ノ下15

TEL : 070-2653-1376(担当:徳永浩二

MAIL : tokunaga.koji@livingrobot.co.jp