ロボット・ドローン
ロボットシステムパッケージが誰にでも低価格で簡単に導入できる未来を
事業計画
特定用途向けレディメイド型ロボットシステムパッケージの開発
ロボットシステムは導入コストが高く、また、開発期間も長くかかることから、大手企業や一部の業界に限定的に使用される状況に留まっています。この状況を打開するため、レディメイド型ロボットシステムパッケージの開発を実施し、その導入コストを低減し、中小企業をはじめとして誰でも低価格で簡単に導入できるような未来を目指します。
実施期間
2019年度~2021年度
実用化開発場所
南相馬市
連携自治体
-
現状・背景
ロボットシステムを導入する際は、その導入を検討する企業の現場課題を分析し、最適なロボットシステムを構築するために、様々な機械装置や部品などから必要なものを選別し、システムとして統合する必要があります。そのため、その導入コストは 2,000 ~ 3,000 万円が最頻値となっています。
研究(実用化)開発の目標
ロボットシステムパッケージを開発することによりロボットシステムの導入コストを抑え、中小企業などへの導入を推進します。それにより、人手不足の解消と重労働環境から解放し、日本のロボット産業の普及に貢献することを目的とします。パッケージ価格の目標値は平均 800 万円とします。ロボットパッケージとして正式リリースは、3 年後の 2023 年を目標としています。
研究(実用化)開発のポイント・先進性
特定用途向けにお客様毎に一品一葉で今まで製作していたカスタムメイド型ロボットシステムを、各要素技術を共通部品化し半完成品(レディメイド型)パッケージ化するために、長年ロボット SIer としてカスタムメイドで納入してきたシステム実績をベースとして、今後需要が拡大する見込みのある特定分野8商品に限定しパッケージ化を実施します。
ロボットパッケージ化するための問題点・課題の分析を実施した後に、標準ソフトウェアや標準制御盤・操作盤を開発し、共通ハンド試作や冶具試作を行います。
浜通り地域への経済波及効果(見込み)
レディメイド型のロボットシステムパッケージの開発を担う技術者については地元出身者を重点的に雇用する方針であり、福島県および南相馬市との調整の上、福島県立テクノアカデミー浜や福島県立小高産業技術高等学校の卒業生への新卒募集を実施する予定で す。R6 年までの雇用計画は、開発技術者 12 名、生産技術者 3 名、生産要員 18 名、合計 33 名としています。
これまでに得られた成果
工場の稼働開始は 2020 年 12 月を予定しているため、研究開発の実用化は伴ってはいないものの、「ロボットパッケージ開発」、「南相馬復興工業団地内への工場建設」などについての将来展望を1ふくしま未来ビジネス交流会での活動事例報告2高校生しごとメッセ in 南相馬への参加、などを通じて、周辺団体への認知活動としての広報活動を実施しています。
開発者からの浜通り復興に向けたメッセージ
『福島県復興推進計画(ふくしま産業復興投資推進特区)』の主要施策のひとつとしてロボット産業関連の集積を掲げている南相馬市でロボットパッケージを開発し、地域経済や地域産業への波及、被災地域経済に貢献しながら「Made in Minamisoma」ブランドを世界に発信していきたいです。
事業者の連絡先
ロボコム・アンド・エフエイコム株式会社
東京都港区新橋 5-35-10 新橋アネックス 2 階
TEL : 03-6435-6395( 担当:総務部マネージャー 山口仁)
MAIL : h.yamaguchi@robotandfa.com