ロボット・ドローン
ドローンを用いた次世代型インフラ点検技術の実用化開発
事業計画
インフラ+100年寿命への貢献 ~維持・メンテ時代のドローン橋梁点検~
橋梁点検について、従来の近接目視や打音検査といった方法に、ドローンによる近接撮影技術と画像解析技術を組合せる事で、精度が高く高効率な橋梁点検ソリューションを提供し、社会インフラの安心・安全な社会創りに貢献します。
実施期間
2020-222
実用化開発場所
南相馬市
連携自治体
南相馬市
開発背景
インフラの維持管理コスト低減が社会課題となっており、南相馬市では課題先進地域として、橋梁維持管理の合理化に取り組んでいます。当社は南相馬市と連携し、ドローンによる橋梁点検技術の実用化により解決を図ります。
実用化開発の目標
【実用化時期】
令和4年度(2022年度)
【販売製品・サービス名】
デンソー製UAVを活用した橋梁点検ソリューション
【成果物(最終年度)】
・ロバストな自動飛行制御システム
・網羅撮影用飛行経路の自動生成システム
・3Dデータ上で橋梁の損傷を記録できる点検支援システム
【創出される経済効果】
南相馬市の今後50年間の橋梁維持管理累積
コスト▲40%
南相馬市の地元企業との連携による技術移
転とそれに伴う産業振興
開発のポイント
【要素技術】
・悪磁気環境/測量機視準死角における位置,姿勢推定技術
・網羅撮影のための撮影ポイント演算技術
・点検士の作業を邪魔しない損傷示唆AI技術
【開発のポイント】
開発システムを織り込むことで、自動飛行できるフィールドの拡大、飛行撮影プロセスの効率化、撮影画像解析の効率化が実現できます。
浜通り地域への経済波及効果
【雇用】
実績:1名(うち、地元雇用者1名)
今後の予定;1名(うち、地元雇用者1名)
【地元企業との連携】
R&D・開発:機体制御技術について地元企業4社と開発、画像解析技術について地元企業3社と開発
資材調達:開発用の機体部品を地元企業1社より調達
販路開拓:橋梁点検サービスの拡販を見据えて地元企業1社と協議中
これまでに得られた成果
【成果品・試作品】
・機能追加したフライトコントローラ
・自動飛行経路生成ソフトウェア
・損傷ドローツール
【知的財産権】
2件(特許権|出願中)
【開発技術】
・ 悪地磁気環境で安定に飛行できる機体制御技術
・ 構造物表面を網羅撮影できる飛行経路生成技術(特許出願中)
・橋梁表面の損傷抽出技術
【自治体との連携実績】
南相馬市(デジタル橋梁点検試行)
【代表的な企業との連携実績】
南相馬市・南相馬市建設測量設計業協同組合と3者連携協定を締結
【メディア露出や受賞歴】
日刊建設工業新聞/福島民報/福島県建設工業新聞
浜通り復興に向けたメッセージ
ドローンを用いたインフラ点検システムの社会実装の形を、この浜通り地区で構築・実証し、発信して参ります。
事業者の連絡先
株式会社デンソー
愛知県刈谷市昭和町1-1
TEL : 0561-57-0625(担当:吉川覚)
MAIL : satoru.yoshikawa.j5t@jp.denso.com